マーティシ・ミクロッシュ氏との師弟展示会を故郷岡山にて開催
ハンガリー・ヘレンド窯きっての優秀なマスターペインターと言われたマーティシ氏に師事し、その素晴らしい技術と真摯な人間性に触れながら、奥深い指導を18年間受けてきました。
師は日本に17年滞在されていましたが、現在は毎年2回日本を訪れ、東京、名古屋、京都、神戸にて絵付けを指導して頂いています。岡山での作品展は初めてですので、岡山の皆様には是非その素晴らしい作品とデモンストレーションを見て頂きたいとお誘いしました。
マーティシ師は10代の頃より、その才能を認められ美術学校時代の練習絵画は教科書にもなったほどです。また、最年少でマスターペインターになり、最優秀マスターペインターの称号をもらったほどのアーティストでもあり、写真の大きな壺はその時描かれた渾身の作品です。
この作品は師がヘレンド在籍中に、その素晴らしさゆえにヘレンド美術館に収められていましたが、師が独立するにあたり、自身の所有物ということで日本に持ってこられたもので、キシュファルディーというハンガリーの歴史に残る彫刻家の作品を描いています。
絵画の素晴らしさと大胆なデザインに圧倒され、そのうえに繊細な金彩の美しさに感嘆してしまいます。見るたびに緻密で複雑な技術の発見と感動を呼ぶ作品です。
作品展の開催中、岡山にご来場いただける方にはマーティシ師のデモンストレーションを是非ご覧いただきたいと思います。真っ白な白磁の上に美しい花々や風景、人物、天使などまるでマジックを見ているような筆さばきをご覧いただけると思います。
師には及ばない私景山は、この機会に私を育んでくれた岡山のお役に立ちたいと作品売上を岡山の福祉に寄付させていただくチャリティー作品を展示させていただきます。
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